「★ 南八ヶ岳「三ッ頭」を目指すも迷子になる。」
今日は南八ヶ岳の編笠山(2,523m)に登ってきました。
(5月は5回目で毎週山に登ったことになります。)(^^ゞ
富士山ガイドの野中径隆さんから、「樋口さんは中央線だから「富士山」に登る前にそろそろ、中央線沿線の赤岳(八ヶ岳)あたりを経験した方がいいよ。」と言われました。
そこで、登山地図を広げてスケジュールを組み立てみると、どう転んでも「赤岳」は山小屋で1泊しないと登れません。
山小屋はまだ未経験なので、いきなり赤岳を目指すのではなく、先ずは下見を兼ねて日帰りで八ヶ岳近辺の山に登ることにしました。
いろいろとコースを調べた結果、南八ヶ岳の「三ッ頭」なら赤岳へのルートの途中なのでいいかなと思い三ッ頭にのぼることに決めました。
そして、今日、小淵沢駅からタクシーに乗り、登山道入り口まできました。
回りに他の登山者はいなく、一人旅です。(^^;)
20分ほど登ると道が三叉路に分岐しており、右と左は標識が出ていますが、私が目指す直進には標識がありません。
しかし、道は何となく続いています。今年買った昭文社の登山地図にもちゃんと登山道として載っています。
そこで、そのまま川沿いの道を真っ直ぐに進むことにしました。
しばらく行くと道しるべの赤い布が木に結わえてあります。
ただ、色が褪せてかなり古い感じです。
そして、そのまま15分位歩いて沢を渡ったあたりで完全に道を見失しなってしました。(ヤバイ!!)(*_*)
どう探しても道らしきものはないので、真っ直ぐ進むのは諦めました。
地図を見ると左の尾根の先に平行して走っている道があるようです。
道がないけど尾根に向かって登ってみようかな?っとかなり迷いました。
しかし、道に迷ったらわかるところまで引き返すというのが鉄則です。
万が一また、道に迷ったら山の中で行方不明のパターンかな?と思うとやっぱり元の三叉路まで引き返すことにしました。
三叉路まで戻ると10時になっていました。(40分位のタイムロスです。)
その場で地図を見ながらどうしようか考えて、三ッ頭は諦めて三叉路を左に曲り、「観音平」経由で「編笠山」を目指すことにしました。
観音平から押手川分岐を左に行って、青年小屋経由して「編笠山」の頂上に出るルートです。
観音平を通って、押手川分岐を右にしばらく行くと、急な上りが続き足だけでは登れません。手も使わなければいけなくなりました。
前を行く2人組の若者もスピードが落ちてきて何とか追いつきました。
2人が道を譲ろうとしましたが、私が「もう、追い越していく元気はありません。」と言って、2人についていきました。
「青年小屋」はもうすぐのはずですが、中々着きません。かなりへばってきました。
午後1時前にようやく、「青年小屋」にたどり着きここで昼食を取りました。
小屋の前には若い人達でいっぱいです。
小屋の裏にテント用の敷地があり、既に黄色いテントがたくさん設営されています。
小屋泊まりも含めて、ここに泊まって「権現岳」や「赤岳」を目指す人が多いのでしょう。
お昼を食べて少し休んだ後、山頂を目指して大きな岩がごろごろしている岩場の上を登って行きました。
下山は青年小屋は通らず、真っ直ぐに小淵沢の方に下りていきます。
こちらも、登り以上に急勾配で買ったばかりで、ろくに使い方も知らないトレッキングポールが大活躍をしました。(^^;)
(下りで膝を痛めると聞いていたので、膝に負担がかからないように、ポールを使って、腕で体重を支えるようにしました。)
押手川分岐を登りと反対側から下りてきて、「雲海展望台」、「観音平」を経て、富士見高原ゴルフ場わきの火の見櫓までたどり着きました。
午後5時になっていました。
この時間帯に降りてくる人はほとんどいません。その上、林の中はだんだん薄暗くなって、心細い思いもしましたが今回の編笠山登山は無事に終了しました。
そこで、タクシーを呼んで小淵沢駅に向かいました。
<今回のコースタイム>
5:10 四ツ谷駅発→8:28 小淵沢駅(タクシー)
8:50 三ツ頭登山口スタート
9:30 観音平分岐を直進するも道が不明で引き返す。
10:00 分岐点に戻り、観音平へ向かう。
10:20観音平→11:00 雲海展望台→11:40 押手川分岐
12:50青年小屋(昼食)
13:50編笠山 山頂 (標高2,523m)
14:10(下山開始)
14:50 → 押手川分岐 → 15:30 雲海展望台
16:10 観音平 →17:00 火の見櫓ゴール(タクシー)
【所要時間 約8時間】
(帰 路)17:25小淵沢駅→(特急あずさ28号)→20:00四ツ谷駅
いずれは、赤岳に挑戦しよう!(^-^)
(おわり)